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24時間換気システムとは?3種類の違いとそれぞれのメリットを解説

生涯を通して、ヒトが体内に摂取する物質の80%以上は空気です。新築に24時間換気システムを導入することで、日々の健康を根底から改善することに繋がります。

 

本記事では24時間換気システムとは何か、種類、それぞれのメリット・デメリットについて解説します。ぜひご覧ください。

 

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この記事を監修した人:クレバリーホーム高知店 代表 橋本 涼:高知県出身。注文住宅の間取り計画・断熱計画・資金計画を得意とする。高知県×住宅を熟知し、お客様一人一人に寄り添った提案を心掛けている。『一生に一度の買い物と言われるマイホーム作りを「楽しくお得に快適に」をモットーにご提案させていただきます。』

 

24時間換気システムとは

 

換気扇

 

24時間換気システムとは、専用の設備を用いて、室内と室外の空気を循環させ、室内の空気を新鮮に保つことを目的とした装置のことです。

 

昔の日本では、高気密高断熱住宅や省エネ設計の住宅が増えたことに比例して、ダニや化学物質、ホコリなどが住宅内にこもりやすくなり、シックハウス症候群などの病気が増加しました。この予防を目的として、2003年の建築基準法の改正に伴い、改正後に建てられた住宅には24時間換気システム導入が義務化されています。

 

24時間換気システムの基準は、室内(居住空間)の空気容量の半分以上を1時間以内で入れ換えることです。長く居座ることが多いリビング、ダイニング、寝室などでは1時間あたり0.5回の換気が、廊下やトイレなどは1時間あたり0.3回の換気回数が設定されています。また基本的にシステムを止めることはせず、24時間稼働させることが推奨されます。

 

24時間換気システムには、①アレルギーやシックハウス症候群の対策になる、②カビや結露の発生を抑制できる、③住居の劣化を抑制できる、といったメリットがあります。一方で、①定期的な掃除や交換が必要、②消費電力が上がる場合もある、というデメリットも伴います。

 

24時間換気システムの種類

 

123のイメージ

 

24時間換気システムは、第1種換気、第2種換気、第3種換気と、換気方法によって3種に分けられます。

 

第1種換気とは、給気(外の空気を取り入れること)と排気(室内の空気を外に出すこと)を換気扇という機械で行う換気システムです。

 

第2種換気とは、給気のみを換気扇で行い、排気は自然の流れに任せる換気システムです。入ってくる力が強く、出ていく力が弱くなるのが特徴です。

 

第3種換気とは、給気を自然の流れに任せ、排気を換気扇で行う換気システムです。

 

どの種類の換気システムを採用するかで、コストやメリット・デメリットが異なるため、建築会社に相談のうえ慎重に選ばなければなりません。それぞれのメリット・デメリットについては、次項にて解説します。

 

第1種換気のメリット・デメリット

 

第1種換気のメリットは、給気と排気を機械で行うため、換気能力が高く室内の空気を循環させやすいことです。また自然任せではないため、空気の流れを制御しやすい特徴もあります。

 

加えて、換気システムに熱交換器を設置することで、外気を室温に近付けて取り込めるようになるため、空調に依存せずに室内の温度を快適に保ちやすくできます。

 

デメリットとしては、給気と排気に使用する機械、それらを繋ぐダクト、熱交換器の設置が必要なことから、初期費用が高くなりやすいことが挙げられます。またダクトのメンテナンスには専門知識が必要なので、業者への依頼が欠かせません。

 

機械を使用した確実な換気を求める場合には、第1種換気がおすすめです。

 

第2種換気のメリット・デメリット

 

第2種換気のメリットは、給気のみを機械的に行うことで室内の気圧を高め、窓や扉を開けた時に汚れた外気を取り込みにくくできることです。

 

デメリットとしては、排気が自然任せになるので室内の空気が外に出づらく、結露が発生しやすくなります。

 

一般的な住宅ではメリットを享受しづらく、かつデメリットの結露が劣化に影響を与えやすいので、あまり使われません。主に手術室・無菌室・工場のクリーンルームなどのような特殊な場所で利用されるため、一戸建てやマンションでの採用は前向きに検討する必要はないでしょう。

 

第3種換気のメリット・デメリット

 

第3種換気のメリットは、排気にのみ機械代がかかるため、第1種換気と比較して導入費用を安く抑えられることが挙げられます。そのぶん間取りや内装など、新築を建てるうえで重要視されることが多い要素に予算をあてられます。

 

さらに給気は自然任せになるため、月額の電気代も抑えることが可能です。また室内の空気を排気しやすいことから、結露の発生も防ぐことができます。

 

デメリットとしては、全ての部屋に給気口が必要となるのでフィルターの掃除が大変です。また、外気がそのままの温度で入ってきやすいため、給気口の近くは夏は暑く、冬は寒くなります。東北や北海道などの寒冷地や、高知や沖縄など夏が酷暑になりやすい地域は、温度調整が難しくなるでしょう。

 

メリットが適していることから、主にマンションでは第3種換気が採用されます。

 

住宅に導入する24時間換気システムの選び方

 

ポイント

 

第1種~第3種の3つから換気システムを選ばなければならないため、住宅にどれを採用すべきか迷われる方も多いのではないでしょうか。選ぶ際のポイントを解説します。

 

まず第2種換気は手術室など特殊な場所への導入が適しているため、前向きに検討するのは第1種換気と第3種換気に絞って問題ありません。

 

そのうえで、アレルギー体質の人がいる、コストがかかっても室内の空気を常にきれいな状態に保ちたい、という場合には第1種換気の導入がおすすめです。給気と排気を機械式にすることで、室内の空気を強く循環させられます。

 

コストをできるだけ抑えたい、フィルター交換など手間がかかるメンテナンスを避けたい、という場合には第3種換気の導入がおすすめです。

 

しかし、一概に「この場合にはこのシステムがおすすめ」と断言はできないため、まずは建築会社に相談しながら最適解を見つけていくのがおすすめです。ただし「第1種しか取り扱いがない」という場合もあるため、注意しましょう。

 

高知で全熱交換型24時間換気システムを採用した新築ならクレバリーホーム高知

 

クレバリーホームの換気システムのイメージ

 

24時間換気システムの設置は法律で義務化されています。一方で3種類の中から自分に合ったものを選ばなければならないため、建築会社と相談しながら選ぶようにしましょう。

 

最後に、高知で全熱交換型24時間換気システムが標準装備の新築注文住宅なら、クレバリーホーム高知店はいかがでしょうか。当店は、タイル外壁を用いた構造・省エネ性能と、空間とデザイン性の両立した高付加価値の住宅をご提供しています。24時間換気システムの標準は「第1種」ですが、お客様のご要望にあわせて対応も可能です。

 

一生に一度のマイホーム。できるだけ理想に近付けるお手伝いをさせていただきます。お見積り依頼、無料相談、土地探しなどは、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

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