外壁材は何がおすすめ?主な種類と選び方を解説
目次
外壁のデザインは住宅の印象を決定する重要な要素です。どの外壁材を採用するかは、多くの新築を建てる方が迷われます。
本記事では、外壁材を選ぶ際のポイントと、日本国内で採用される主な種類について解説していきます。
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外壁材の選び方・選ぶ際のポイント
外壁材は「価格」「メンテナンス頻度」「デザイン」の3点を、総合的にみて選ぶ必要があります。それぞれのポイントについて、詳細にみていきましょう。
価格と予算
外壁材は種類によって価格が大きく異なります。1㎡あたり3,000円のものもあれば、9000円程度かかるものもあるので、予算にあわせて選ばなければなりません。
予算内の外壁材を選定しなければ、予算オーバーとなり、その分間取りやエクステリアを削る事態になることも。建築会社と相談しながら、外壁材にはいくらの予算をあてられるのかを先に決めておくとよいでしょう。
メンテナンス頻度
外壁は定期的にメンテナンスをしなければなりません。種類によって推奨されるメンテナンス頻度が異なり、5年周期のものから20年周期のものまで様々です。
メンテナンスには費用もかかります。回数を減らしたい場合は耐久性が高い外壁材を選定するようにしましょう。例えば、タイル外壁や樹脂系サイディングは耐久性が高いのでおすすめです。
デザイン性
外壁は家のイメージそのものです。どの外壁材を選ぶかによって家の印象が大きく異なるため、3Dイメージなどを見ながら吟味して、好みのデザインを選びましょう。
外壁材の主な種類
日本国内で主に使用される、人気の外壁材は以下です。
・サイディング
・タイル
・塗り壁
・ALC
・ガルバリウム鋼板
それぞれの特徴について深掘りしていきましょう。
サイディング
サイディングは、国内の新築戸建ての8割以上に採用されている人気の外壁材です。主に「金属系」「木質系」「窯業系」「樹脂系」の4種類あり、いずれも見た目や特徴が異なります。
1枚1枚貼り付ける作業や広い面積の塗り上げ作業が不要なので、工期が短いのが魅力の1つ。また工場で生産したサイディングを現場で施工していくため、量産が可能で低価格なのもメリットです。
サイディングの4種類の特徴や、選ぶポイントは以下の記事で解説しています。あわせてご覧ください。
>>外壁サイディングの主な種類と特徴を解説【窯業・金属・金属・木質】
タイル
タイル外壁の、一枚一枚張ることで表現できる立体物の陰影は、他の外壁材にはない唯一無二の特徴です。高級感・重厚感があり、住宅のデザイン性・美しさが各段に上がります。また耐久性に優れ、「メンテナンスフリー」と称されるほど、メンテナンス頻度は他の外壁材と比較して少なく済ませることが可能です。初期費用は高くなりやすいですが、メンテナンスは洗浄と補修で十分なので費用が安いのも魅力の1つでしょう。
ただし粗い施工をすると、タイルが剝がれてしまうこともあります。タイル外壁は技術が必要なので、タイル外壁の実績が豊富な業者に依頼するのがおすすめです。
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塗り壁
塗り壁とは、自然素材の外壁材を職人が何層にも塗り上げて仕上げる外壁です。表面を塗る作業を「上塗り」といい、使用する素材は珪藻土(けいそうど)や漆喰が一般的。
職人が手作業で塗るため、オリジナルの模様が完成し、唯一無二の外壁となります。継ぎ目がなくデザイン性が高いのが特徴。同時に防火性にも優れます。一方で、手作業で塗り上げることから高価格になりやすい、メンテナンス頻度が高い、割れやすいという点がデメリットです。
ALC
ALCはAutoclaved Lightweight aerated Concrete の頭文字で、日本語では圧力処理済軽量気泡コンクリートといいます。軽量で気泡が入っている、特殊コンクリートの一種です。原料である珪石、セメント、アルミ粉末、生石灰、などを、人工的に結晶化して生産します。
ALC内部の気泡が音の出入りを防ぐことで、遮音性に優れているのが魅力の1つ。同じ理由で、断熱効果と耐火性が高い点も優れます。一方で、価格が高くなりやすい、水を吸収しやすく外壁材の耐熱性が低くなりやすい、というデメリットには注意が必要です。
ガルバリウム鋼板
アルミニウムと亜鉛合金のメッキ鋼板です。軽量かつ耐久性が高いため、外壁材だけでなく屋根材でも人気が高いのが特徴。
縦張りか横張りかでメリットが異なります。縦張りは雨水が流れ落ちやすく、防水性が高いです。横張りはスタイリッシュな見た目でデザイン性が高いのが魅力です。
外壁材はよく検討して選ぶようにしよう
外壁材は家の印象を決定づける、とても重要な要素です。一方で、価格・メンテナンス頻度も加味して選ばなければなりません。内装やエクステリアなどの予算と相談しながら、理想的な外壁を選択するようにしましょう。
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