ZEH水準住宅とは？メリット・デメリットを解説
目次
エネルギー生産量>エネルギー消費量を目指す「ZEH水準住宅」は、2025年に新設された補助金の対象住宅ということもあり注目を集めています。
本記事ではZEH水準住宅に焦点を当て、ZEH住宅との違い・メリット・デメリットについて解説します。高知で注文住宅を検討中の方はぜひご覧ください。
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ZEH水準住宅とは
ZEH水準住宅とは「断熱性能等級5」×「一次エネルギー消費量等級6」の基準を満たす住宅のことです。この基準を政府は2030年以降に建てられる新築の標準性能となるよう目標を掲げています。
太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーの導入は必須項目ではありません。「ZEH水準省エネ住宅」とは同じ意味です。
「ZEH水準」と「ZEH」の違い
「ZEH水準」と「ZEH」は似た用語ですが厳密には異なります。重要なポイントとなるので押さえておきましょう。
「ZEH」とは高断熱化と高効率設備により住宅の省エネルギーを高めつつ、太陽光発電などを導入し再生可能エネルギーを創出することによって、消費する一次エネルギー量が実質的にゼロ以下となることを目指した住宅です。簡潔にまとめると、消費エネルギーを削減するだけでなくエネルギーの創出も同時に行う住宅ということになります。
一方で「ZEH水準」は、断熱性能等級5と一次エネルギー消費量等級6を同時達成する住宅であり、「再生可能エネルギーの創出」は必要ありません。つまり両者は、共通点が「消費エネルギーの削減」、相違点が「再生可能エネルギーの創出の有無」です。
ZEH水準住宅を建てるメリット
ZEH水準住宅を建てるメリットは以下が挙げられます。
・補助金を受けられる可能性がある
・光熱費を削減できる
それぞれ詳細にみていきましょう。
補助金を受けられる可能性がある
ZEH水準住宅は2025年度から実施される国の補助金「子育てグリーン住宅支援事業」の対象で、最大で60万円の補助金を受けられる可能性があります。
初期費用を軽減できるため、頭金やローンの負担が抑えられます。一方で、補助金の対象は子育て世帯（18歳未満の子どもを有する世帯）および若者夫婦世帯（夫婦のどちらかが39歳以下の世帯）のみです。該当しない場合には申請できないため注意しましょう。
子育てグリーン住宅支援事業については『子育てグリーン住宅支援事業とは？内容や申請時の注意点を解説』で詳細に解説しています。あわせてご覧ください。
光熱費を削減できる
ZEH水準住宅は断熱性能等級5以上となるため、冷暖房に依存する必要がなくなり光熱費が下がりやすいです。低コストで冬は暖かく、夏は涼しい快適な住環境を実現できます。
ただし「0円になる」と勘違いする方が多いですが、光熱費が0円になるわけではありません。あくまで光熱費を抑制しやすいという点に注意しましょう。
ZEH水準住宅を建てるデメリット
ZEH水準住宅を建てるデメリットは以下が挙げられます。
・初期費用が高くなりやすい
・建築業者の選定が困難
それぞれ詳細にみていきましょう。
初期費用が高くなりやすい
ZEH水準住宅の基準を満たすためには、高性能な材料や設備が必要となるため初期費用が高くなりやすいです。
補助金活用によって初期費用を抑えられる、建築後には光熱費を抑えられるという側面もありますが、初期費用が高くなることは予算上ハードルとなる可能性があるでしょう。ただしZEHと違い太陽光発電や蓄電池を導入する必要はありません。
ZEH水準住宅を建てることを決めた場合は綿密な資金計画が重要です。
建築業者の選定が困難
ZEH水準住宅の建築には高度な技術と設備が必要となるため、施工できる業者が限られます。加えてメンテナンスにも技術が必要なので、一般的な修理業者では対応できない可能性があります。
ホームページや実績などを調査し、直接打ち合わせを重ねていき、建築できる実力がある業者かを検証しましょう。
高知でZEH水準住宅を建てるならクレバリーホーム高知点
ZEH水準住宅は、子育てグリーン住宅支援事業の対象であることに加えて、光熱費を抑えられることがメリットです。一方で、初期費用が高くなりやすい点に注意しましょう。
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