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空目地の外壁タイル

外壁タイルの空目地とは?メリット・デメリットを解説

外壁タイルでは空目地(からめじ)を選択可能です。空目地は、高級感のある住宅を演出できるなど、様々なメリットがあります。

 

本記事では、空目地とは何か、外壁を空目地にするメリット・デメリットについて解説します。「高知で外壁タイルを採用した住宅を検討している」「外壁タイルについての知識を深めたい」という方などは、ぜひ参考にしてください。

 

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この記事を監修した人:クレバリーホーム高知店 代表 橋本 涼:高知県出身。注文住宅の間取り計画・断熱計画・資金計画を得意とする。高知県×住宅を熟知し、お客様一人一人に寄り添った提案を心掛けている。『一生に一度の買い物と言われるマイホーム作りを「楽しくお得に快適に」をモットーにご提案させていただきます。』

 

そもそも目地とは

 

目地がある外壁タイル

 

そもそも外壁タイルにおける目地(めじ)とはタイルとタイルのすき間部分のことを指します。外壁タイルでは、目地部分にモルタルなどの目地材を詰めるのが一般的です。これを「目地詰め」といいます。

 

目地の役割は主に3点です。1点目は、目地を使用してズレが生じないように調整すること。2点目は、接着力を強化すること。そして3点目は、外壁タイルを住宅の揺れなどから守る緩衝材の役割を果たすことです。

 

目地は住宅にとって、重要な役割をもちます。

 

空目地とは

 

空目地の写真

 

目地に目地材を詰める目地詰めに対して、空目地とは、目地にモルタルなどの目地材を入れずに隙間が空いたままにしておく施工のことです。

 

空目地が選択できるようになった背景には、外壁タイルの工法「乾式工法」の発展が寄与しています。外壁タイルの工法は「湿式工法」と「乾式工法」があります。湿式工法とは、モルタルを下地としてタイルを張り付けていく工法。対して乾式工法とは、サイディングを下地としてタイルを貼り付けていく工法を指します。

 

湿式工法では、タイルが剥がれ落ちないようにするために目地に目地材を詰めることが必要不可欠です。一方で、乾式工法では、外壁タイルを強力な接着剤で張り付けるため、目地材を使用しなくても剥がれ落ちるリスクが低くなりました。結果、目地材を詰めない「空目地」を選択できるようになりました。

 

※「湿式工法」と「乾式工法」の違いについては、『湿式と乾式との違いとは?外壁タイルの工法を解説!』で詳細に解説しています。あわせてご覧ください。

 

混同しやすい「目地なし施工」との違い

 

ここで注意が必要なのが、「空目地」と「目地なし施工」の違いについてです。両者はインターネット上の情報などでしばしば同じ扱いを受けますが、実際は大きく異なります。

 

目地無し施工とは、タイル同士に隙間が無い状態で張り付けることです。別称では「突き付け」ともいいます。空目地との根本的な違いは、タイルとタイルの間にすき間があるかどうかです。

 

○空目地
・目地:あり
・目地材:なし
○目地無し施工
・目地:なし
・目地材:なし

 

目地無し施工の場合はすき間がないため、地震で家が揺れた際などに衝撃を吸収できず、タイルの割れや剥がれに繋がるリスクが生じます。またズレの細かい調整が求められるため、高い技術力と経験が必要です。

 

施工可能な職人も限られるため、施工費用が目地ありと比較して高くなる傾向にあります。加えて、ズレが生じない精度の高いタイル製品を選ぶことも重要です。

 

混同しやすい空目地と目地無し施工ですが、違いについて理解しておく必要があるでしょう。

 

外壁を空目地にするメリット

 

メリット

 

外壁を空目地にするメリットは主に以下です。

 

・高級感のある外壁に仕上がる
・目地のメンテナンス費用を抑えられる
・目地による汚れが発生しない

 

それぞれ詳細に解説します。

 

高級感のある外壁に仕上がる

 

空目地はタイルとタイルの間に目地材がないため、壁面全体で重厚感を演出できます。またタイルの美観性を最大限に引き出すことができ、住宅全体が高級感ある仕上がりになります。

 

加えて、目地モルタルによる白華現象も発生しません。他の住宅と差別化を図りたい、高級感のある住宅をつくりたい、という場合におすすめです。

 

目地のメンテナンス費用を抑えられる

 

「湿式工法」で使用するモルタルは、乾燥による収縮や中性化による経年変化が発生し、ひび割れや剥がれが生じる場合があります。放置しておくとタイル裏に水分が染みこんでトラブルの原因になるため、目地材を詰め直すメンテナンスが欠かせません。

 

空目地にして目地材自体を無くせば、この手間と費用がかからないメリットがあります。メンテナンスに費用と手間をかけたくない場合にはおすすめです。

 

目地による汚れが発生しない

 

空目地では目地材を使用しないため、目地部分が汚れる心配がありません。

 

目地が原因の外壁汚れは家の魅力を下げるため、その心配がないのは魅力的ではないでしょうか。

 

外壁を空目地にするデメリット

 

ポイント

 

以前は空目地を選択すると、目地材による接着力がないため剝がれやすいというデメリットがありました。しかし現代では接着剤の性能が向上したことにより、目地材を使用しなくても剥がれるリスクが大幅に減っています。そのため、空目地には特筆すべきデメリットはないといえるでしょう。

 

ただし、①性能が悪い接着剤を使用している、②空目地の施工事例がない、といった建築会社の空目地施工には注意が必要です。空目地を依頼する際には、空目地の実績が豊富で、高性能な接着剤を使用している業者に依頼するようにしましょう。

 

高知で空目地の外壁タイル住宅を建てるならクレバリーホーム高知

 

デザイン×性能のクレバリーホーム

 

空目地は、高級感のある住宅に仕上がる、メンテナンス費用を抑えられる、汚れにくいというメリットがあります。特筆すべきデメリットもないため、差別化を図りたい、高級感のある住宅にしたい方などは、積極的に検討してみてはいかがでしょうか。

 

最後に、高知でおしゃれな外壁材を用いた新築注文住宅なら、タイル外壁が魅力のクレバリーホーム高知店はいかがでしょうか。当店は、タイル外壁を用いた構造・省エネ性能と、空間とデザイン性の両立した高付加価値の住宅をご提供しています。施工実績も豊富なので、安心してお任せください。

 

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